「コロナで大変ですよ。商売あがったりです」
こんなお嘆きの声は、日本全国から聞こえてきます。中国のみならず欧州との取引をしていた会社は、新型コロナ肺炎により大打撃を受けている最中です。観光業や飲食業が受けるダメージより、製造業へのダメージがこれからじわじわと出てくる可能性があります。
ここでへこたれてしまったら、全て終わり。しかし、私たちは日本人です。日本は災害の多い国であり、75年前には戦災も経験しています。とても酷い被害を受けながらも、私たちは何度も復活を遂げてきました。今度も必ず立ち上がることはできます。
その為にしておきたいことが3つあります。今回は、コロナ不況だからこそしておきたことについてお話していきましょう。
■世界中が混乱しているからこそ、ニーズが見えやすい
コロナ不況のさなか、最初にしておきたいことは「ニーズの確認」です。新型コロナ肺炎により、多くの人が困っています。この「困っている」こそが、今後のニーズになりやすいもの。
例えば、コロナ騒動で浮き彫りになったのは、日本国内でのマスク製造の少なさ。流通する約80%のマスクが、中国で製造されています。コロナウイルス蔓延により中国工場で働く人が自宅待機になり、製造はストップ。日本に輸入されてこなくなりました。工場が稼働しても、中国の方が被害は大きいため、なかなかマスクが日本に入ってきません。
現在は日本国内でも製造できるよう、各企業が急ピッチで生産体制を整えている最中です。すでに販売を開始した会社もあります。中国産のマスクよりも割高であっても、「国産」という安心感も手伝い、飛ぶように売れているようです。
このように困難のさなか、ビジネスチャンスを掴む会社も存在します。見込み客のニーズをくみ取り、迅速な行動を取りました。マスク以外にもニーズはあります。普段、何気なく生活をしていると気付きませんが、意外と海外に依存しているものがあるのです。それを日本国内で製造したり、別の国を探したりとすることで、活路は開けます。
小さなニーズでも構いません。混乱している今だからこそ、あなたの会社でできることはないか見極めていきましょう。
■混乱時だからこそ、足を引っ張る存在の見極めをしたい
コロナ騒動で浮き彫りになったのは、日本国内でのマスクの生産量の少なさだけではありません。混乱時に乗じてマスクや衛生用品の転売をしたり、不用意に感染検査を煽ったりする人たちの存在です。困りごとは見込み客のニーズであることは間違いありませんが、命に係わることで暴利をむさぼることが果たして許されるでしょうか。
このような卑怯な振る舞いをする人物も、平時は一見普通の人です。穏やかに生活を送り、真面目に働いているでしょう。混乱時だからこそ、普段とは違った行動を取っていると考えられます。
ただ、混乱時にこのようなことをする人物は、確実に平時でも見えないところで他人の足を引っ張ることを細々と行っているものです。それが混乱時だからこそ、大きなことをしただけです。距離を置くか、要観察対象ですね。足を引っ張られないようにしたいものです。
もう1つ、普段は気付かない足を引っ張っているものの存在があります。それは「慣習」です。必要があるのか分からないけれど何となくやっていることは、どの会社にもあるはずです。それがテレワークなど新しい働き方を余儀なくされた中で、ありありと判明わかった会社もあるのではないでしょうか。
もしかすると、その慣習は業務の足を引っ張っていたものかも知れません。これがなければ、もっと早い時点で効率化できていた可能性もあります。こちらも見極めたいですね。
■コロナ騒動の今だからこそ、自社を見つめ直す
見込み客のニーズと足を引っ張る存在を見極めたとしても、足りないものがあります。それは、自社の強みの再確認です。これこそが、混乱時だからこそしておきたい3つのことの中で最も重要なものです。
自社の強みが分からなければ、見込み客のニーズが分かったとしても対応ができません。できたとしても、上辺だけのものになるでしょう。それだけではありません。足を引っ張る存在が明るみになったとしても遠ざける理由も見つからないのです。急に距離を置いたり中止をしたりしても、相手があることなら角が立つ可能性が高くなります。
強みさえ分かっていれば、即行動を起こしたとしても周囲への説得がスムーズです。理由が分かったなら、納得をしてもらいやすくなるのです。納得をしてもらえると、あなただけでなく周囲も行動を起こしたくなるでしょう。
そのために行うのは、ブランディングです。ブランディングは自分を飾り立てるものではなく、弱みも強みに変えていくものです。そして、ブランディングで分かることは、意外な脆弱性もあります。強みだと思っていたことが、実は不測の事態に対応できないことも発見できる可能性もあります。
現在、新型コロナ肺炎の影響で仕事量が減っているのであれば、すぐにでもブランディングは行いたいものです。その上で、的確な行動を起こしていきましょう。
■困難な時だからこそ、力を合わせていきましょう
今回はコロナ不況の際に行いたいことを3つお話しました。不況だと恐れるばかりではなく、その中にチャンスはないかと探す。これこそが経営者としての責任だと私は考えています。倒産を待つばかりでは従業員や取引先に申し訳が立ちません。
ただし、一人で悩むことだけはしないでください。私はいつでもあなたのお手伝いをできる準備が整っています。困った時は私にお声をかけてやってください。
大丈夫。一緒に困難を乗り越えていきましょう。コロナなんかに負けないよう、一生懸命あなたをサポートさせていただきます。
最後まで読んでくださり有難うございました。
あなたの一日が素晴らしいものでありますように。
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