「テレワークって意外と快適ですね」
オンラインセミナーを行っていると、このようなお声を多く聞きます。私も会いたかった人とオンラインで再会できたり、出張がなくなって事務仕事がはかどったりと良いことが多いなと感じています。
でも、このままテレワークを続行しても大丈夫でしょうか。顔を合わせないまま、従業員がそれぞれの自宅で「作業」となった時にどのような問題が起きるのか。これを知った上でテレワークを続行していくかを考えていきましょう。
今回は自粛解除後のテレワークについてお話していきますね。
■テレワークによる2つのお金の弊害
テレワークはうんざりする満員電車での出勤がありません。出勤をしませんから、事故に遭う確率も低下。それぞれの自宅での仕事ですからパワハラやセクハラの問題も起き難くなります。ウエブカメラで顔を見ながら会議も行えますから、コミュニケーションの点でも問題がないように思えるでしょう。
でも、実は落とし穴があるのです。1つ目は設備費です。従業員の自宅を会社の仕事場にしていますから、一時的に従業員の自宅を会社が借りている状態です。家賃だけでなく電気代や通信料も、現在は従業員持ちの会社が多いのではないでしょうか。
この点をクリアしない限り、テレワークの続行は困難です。現在は従業員の厚意に甘えている状態。この厚意はいつまでも続くものではありません。いずれ我慢の限界が訪れ、破綻するでしょう。
お金の問題のもう1つが、交通費です。ウエブ会議でなく実際に会って話をする必要が出てくる場合があります。そうなった場合の会計処理が面倒です。これが業務なら良いのですが、歓送迎会や忘年会や新年会の場合はどうでしょうか。親睦を深めるための行事の交通費が必要になってくる場合もあります。
■テレワークだと成果主義になりがち
テレワーク最大の弊害が、成果主義になりがちな点です。仕事をしている姿が見えず、成果だけが集められるようになるからです。もちろん、途中経過を報告し合ったり会議をしたりと、成果主義に陥らないための工夫はすでにされているでしょう。でも、テレワークだと成果主義にならざるを得ないのです。
その理由は、コミュニケーション不足です。全員が社内にいるなら、ペン1本借りるのでも、声を掛け合うはずです。これがあるだけで、成果だけを求めず失敗を責めない空気が出来上がるのです。しかし、離れて仕事をしていると、何気ないコミュニケーションがゼロになってしまいます。
この何気ないコミュニケーションがなくなると、どうしても成果ばかりに目が向くように。例えば、営業マンが経理に領収書を持っていくのが遅くなったとしましょう。社内で仕事をしている時なら、「あの時はお土産をくれたから」などと許す気持ちにもなります。でも、それがなくなると、「遅れた」という事実ばかりがクローズアップされるのです。
失敗を許さない土壌ができあがると、今度は発言が自由にできなくなります。そうなると、新しい発想の芽は摘まれ、新商品や新サービスのアイデアも出てきにくくなるでしょう。結果、目新しさも何もない商品やサービスしか誕生しなくなります。
■テレワークの弊害を解消するためにできること
テレワークの弊害3つをご紹介しました。最初にご紹介したお金の弊害2つは、自粛中に対策を考えておきたいものです。今は緊急事態です。だからこそ、従業員も従ってくれています。平時になった際の対策は今から打つべきでしょう。
3つ目の成果主義になりやすいことの対策は、何気ないことでも「ありがとう」と言い合うことで解消していくでしょう。この「ありがとう」という感謝の言葉は、人の心を和らげるもの。インターネットを通していたとしても、使っているのは人間です。小さなことでも感謝の気持ちは伝えていきたいものです。
今、テレワークをされているあなたの会社はどうでしょうか。仕事の話だけで終わり、あとはそれぞれの作業ということになっていないでしょうか。些細なことでも、感謝の気持ちを伝えるだけでコミュニケーションは円滑になります。ぜひ取り入れてみてください。
特に新入社員のいる会社は、新入社員のモチベーションを保つためにも必要です。新入社員はこれまで顔を突き合わせて仕事をした経験がありません。どうするのが正解なのか不安を抱いていることが多いのです。声かけはしていきたいものです。
■経営者が理想の働き方を考えていこう
今回はテレワークの弊害についてお話していきました。経営者は自粛中にどのような働き方がベストなのかを考えていきたいですね。広いオフィスを持たず、会議だけレンタルスペースで行うのもアリだと思いますよ。
経営者は常に理想を抱いていきたいもの。その理想の中に働き方もあっていい筈です。そして、その理想を叶えるための行動を取っていきたいですね。
私はあなたの理想を叶えるためのお手伝いをさせていただきます。私の理想は、全ての経営者の理想の実現をさせること。そのためにできることは惜しみません。
一緒に理想を語りましょう。そして、一緒に実現していきましょう。
最後まで読んでくださり有難うございました。
あなたの一日が素晴らしいものでありますように。
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