「リストラしないと厳しい状況になりました。でも……」
コロナ不況の昨今、人員整理をしなくてはならない中小企業が増えてきています。ある会社は若手から辞めてもらい、別の会社では定年時期を前倒し。どの会社も生き残りを賭けています。
人員整理をしない会社も、実のところギリギリ。何とか踏ん張っておられる印象です。
ここで大きく分かれるのが、目先の利益のための人員整理と未来に向けた人員整理です。よく考えないと、優秀な人材を放出するだけになってしまうことも。
そうならないために、未来に向けた査定を行いたいものです。今回は人員整理をする際にチェックしたいポイントについてお話していきましょう。
■数字だけで見ると大失敗する
営業職の人員整理をする際に、過去の売り上げを参考にされる会社が多いはずです。今までこれだけ契約を取ってきたのだから、これからも安泰だろうと。でも、これは大きな落とし穴です。
過去の実績はもちろん判断基準にはなります。ですが、現在は未曾有の感染症による不況です。従来のやり方をしているだけでは、乗り越えていくことなどできません。むしろ、従来のやり方を頑なに続けていることが大きなリスクになることも。
例えば、実績を上げていた営業マン。これからはオンライン営業が主流になる中、同じように力を発揮できるでしょうか。飛び込み営業もできなくなります。未来も過去同様に成果を上げられるか、はなはだ疑問です。
このように過去の数字で判断すると、将来的に大失敗する危険性が高いのです。未来がどのようなものになるのか、今は誰も分からない状況です。昔にすがるばかりでは前進などできやしません。
では、何を基準にして人員整理をしていけばいいのか。それは未来を見る「目」です。
■未来を見る「目」を持つ人の特徴
人員整理をしなくてはならない際も残しておくべき人員がいます。それは未来を見る「目」を持つ人員です。これはオカルト的視野という意味ではありません。とても現実的な視野という意味です。
分かりやすい例を挙げると、自主性の高い人員は未来を見る「目」を持っているといえます。自主性の高い人員は、ある程度行動の先が読めているからこそ、自主的に動くことができるのです。このような人員は困難に強いのも特徴です。
他、未来を見る「目」を持つ人員の特徴に、目下の人や外部の人を自然に褒められるというものもあります。人の持つ良い部分に気が付き、それを言語化できる能力を持っているのです。このような人員も、不測の事態に強いものです。苦悩の中にも希望を見つけられるからです。
裏を返せば、指示待ちで愚痴の多い人材はトラブルの際に足を引っ張りやすいという意味です。困難であり続けることを選び、打開策を出そうとしない。このような人材を長く社内に留めておくべきでしょうか。考えたいものですね。
■未来を見せるのは経営者の役割
人員整理を行う前にしていただきたいことがあります。それは、社員や従業員に経営者のビジョンを伝えることです。これを行わずして、自主性のある人員を確保するのは不可能です。
あなたの会社は何のために設立され、何を目的に経営をしているのでしょうか。それを言葉にしていただきたいのです。
言葉にしないと、社員や従業員は自主性をもって行動はとれません。おのおのが想像する答えを頼りに行動をとるしかなくなってしまうのです。そうなると、一致団結なんて夢のまた夢。会社組織はバラバラになってしまいます。
今まで言葉にしてこなくても何とかなったかも知れません。しかし、今は未曾有の感染症が蔓延する時代です。そんなぼんやり曖昧なものは、文字通り命取りになってしまいます。それでなくても社会不安が高まっている時代です。不安を払拭するためにも、明確なビジョンを言葉で伝えていきたいものです。
不安が軽減したら、社員や従業員のパフォーマンスは必ず上がります。そうなると人員整理をする必要がなくなることも。
良いことしかありませんから、ぜひビジョンを言葉で伝えてみてください。
■背中で語る時代は終わった
明確な言葉でビジョンを伝えるのは苦手だという経営者は少なくありません。言葉にしてしまった時点で、なんとなく自分から離れていくように感じてしまうのでしょう。
でも、よく考えてください。言葉にしなければ、不安を抱いた従業員や社員の心は確実に離れていきます。そうなると、利益もあなたから離れていくでしょう。
そうならないためにも、私と一緒にビジョンを言語化していきましょう。
大丈夫。自信を持ってください。あなたの不安は私が軽くしますよ。いつでもお声がけください。
最後まで読んでくださり有難うございました。
あなたの一日が素晴らしいものでありますように。
■追記
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